書誌レビュー一覧 1件~1件(全1件)

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また、同じ夢を見ていた

住野よる著. -- 双葉社, 2016.
ISBN:9784575239454
総合評価:

1

お薦め本:展示【2021.1】

この本は、物語が好きで小学生とは思えない言い回しや達観した態度をとり口癖は「人生とは〇〇のようなもの」で自分は賢く同級生を馬鹿だと思っておりクラスに友達はいない「 なのか 」 という小学生が 主人公です。彼女は放課後に黒猫とともにアバズレさん・ おばあちゃんと途中から登場する南さんのもとへ遊びにいくのが日課であり楽しみでもあります。そんな日々の中で学校では「幸せとは何か?」を考える授業が始まり彼女は3人に相談するのであった…。
私は読み始めて続きが気になって止まらなくなり最後の終わり方とタイトルにさらに驚きました。
ストーリー以外の言葉の選び方や使い方がとても綺麗で味があって好きなのでそこも注目してほしいです。特に最後の一文がおしゃれすぎて衝撃を受けました。
この物語では、なのかが3人とのやり取りと学校での出来事の中での成長や彼女の真っ直ぐさが与える周りの変化から言葉や想いの力の大きさを感じられるので、読んで言葉や思いについて考えてみてはいかがでしょうか?


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