お薦め本:展示【2019.7】

私のとてもお気に入りの一冊です。建築分野(まちづくりや都市計画系)の枠組になっていますが、建築とか専門分野とか関係なしに、全ての人に読んでもらいたいです。
社会問題として、「人口問題」「環境問題」「高齢化問題」など沢山の問題があります。それらは、とても硬くてわかりにくい言葉で説明されていて、全員が当事者であるのに、どこか遠いもののように聞こえる時があります。そもそも社会問題とはどういうものなのか分からなくなる時もあります。そのような普段私たちのとても近くにある、でもなかなか気づきにくい様々な問題について、わかりやすく示されています。筆者のゆるく見えるけど、芯のある考えがとてもおもしろく、独特の言い回しや絵のニュアンスがとても素敵な一冊になっています。
この本は日本だけでなく海外の事例や、昔と比較したりと、様々なデータに基づいて話がされています。私たちは、様々な問題を自分の事として「知ること」が大切だと思います。そして、ささやかな事でも自分のできることをしてみる。そうすれば、まずは自分の周りから、少しずつ豊かになっていくのだと思います。そのきっかけとして、手にとって適当に開いた1ページを読んでみてください。きっとこの世界観にはまると思います！

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